北麓草水

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みんなの習慣

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平野優太さん、真菜実さん

vol.65 平野優太さん、真菜実さん

hotel aiaoi

富士山の麓、富士吉田市に移住して、ハーブのある豊かな暮らしを提案する「MYHERBS」を起業された、平野優太さんと真菜実さん。様々な活動を通して、お二人が伝えているハーブの魅力と豊かな暮らしについて、そしてお二人の日々の習慣についてお話を伺いました。

日々暮らす中で習慣にしていること、大切にしていることはありますか?

優太さん
一日の中で、お茶の時間を取ることを習慣にしています。お茶の時間を意識して持つことで、心身ともにリラックス、リフレッシュできると思っています。
北麓草水
一日の中でどのような時にお茶の時間を取るのですか?またどんなお茶を飲まれることが多いのか教えていただけますか?
優太さん
毎日朝食の後や、夜に眠る前には二人一緒にお茶をゆっくり飲んでいます。その他には、一日の中で時間を決めている訳ではないのですが、どちらかが、「とりあえずお茶にしようか。」と声をかけて、二人でお茶を飲むようにしています。
北麓草水
お二人で事業をされているので、お仕事の時間も一緒に過ごされることが多いのですか?
優太さん
それぞれに担当していることがあるので、お茶の時間は夫婦のコミュニケーションと仕事のコミュニケーションと両面から役に立っていると思います。何かに没頭している時も、一呼吸置いてリラックスしてお茶を飲んで会話をすることで、また新しいアイディアが生まれたり考えが深まったりすることもあり、とても大切な時間になっています。飲むお茶もその時にはまっているものや、その時の気分で、色々なものを飲んでいます。今年台湾を旅してお茶の美味しさに出会ってから、台湾茶を飲むことも多くなりました。
北麓草水
真菜実さんにもお伺いします。日々暮らす中で、習慣にしていることはありますか?
真菜実さん
自分がどのように過ごしたら心地がよいのか、生活の中の小さなことなのですが、そういうことを心の引き出しに入れておくようにしています。それをすると自分が嬉しくなったり、気持ちが晴れたりするということを覚えておいて、気持ちを切り替えたい時などに、引き出しから選んでそれを実践するのです。
北麓草水
例えばどのようなことなのか、教えていただけますか?
真菜実さん
本当にちょっとしたことなのですが、部屋の掃除をしたり、洗面台を磨いたりすると、気持ちがすっきりします。富士吉田にいる時は、富士山を見たり、写真を撮ったりします。いつも目の前にあるのですが、改めて見上げると、いつもハッピーな気持ちになります。今は横浜と富士吉田を行ったり来たりして、二箇所を拠点に仕事をしています。横浜にいる時は、出来るだけ人に会って新しい刺激を受けるようにしています。それからお花屋さんに行って、一輪か二輪好きな花を買って部屋に飾ることもよくします。植物や花と触れ合うと、気持ちが落ち着きます。お茶を飲むことや、仕事が終わった後に河口湖に行って、星空を見ることもその一つです。
北麓草水
いろいろなことを心の引き出しに入れていらっしゃるのですね。生活の中で当たり前に毎日していることでも、それらが自分の内面によい変化をもたらしてくれ、ご自身をよい状態に保つことに役立つのですね。いつもの暮らしや仕事の時間が、生き生きと輝き出しそうです。私も見習って実践してみようと思います。
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その他に大切にしていること、習慣にしていることは何かありますか?

優太さん
朝起きてお茶を飲んだ後に、ジョギングをしています。その後、ストレッチをして瞑想をすることを習慣として続けています。
北麓草水
ランニング、ストレッチ、瞑想を組み合わせてされるようになったきっかけは何かあったのでしょうか。またそれを続けられてよいことはありますか?
優太さん
学生時代からスポーツを続けていたので、パフォーマンスを上げるためにランニングをしていました。けがをして競技はやめたのですが、ランニングはずっと続けています。朝の空気を感じながら走ることは、気持ちがよく朝に体を動かすことで、一日がリズムよく動き出すと思います。ストレッチと瞑想は、オーストラリアとニュージーランドを約一年間旅をした時から続けています。瞑想をする時は、意識をして思考が偏らないようにしています。
北麓草水
思考が偏らないように、というのはどういうことか教えていただけますか。
優太さん
何かにこだわらずに、二極の両方を考えられるように、イメージできるようにしています。例えば、農業にも会社経営で広い面積で一つの作物をつくる大規模農業と、一人または少人数で小さな面積で多品種を育てる小規模農業があり、それぞれの特徴やよいところがあると思うのです。どちらかだけにとらわれないで、自分はどうずればよいのか二極を知りイメージすることで、見えてくるのです。
北麓草水
瞑想というと自分を内観して深めていくというイメージでしたが、優太さんのお話を伺うと、思考の幅をできるだけ大きく広げた上で、自分と向き合うことをされているのかと感じました。お話くださったように何かにとらわれることなく、思考や気持ちが柔軟になりそうですね。
優太さん
そうですね。会社を経営して仕事を進める上で、とても役に立っていると思います。
北麓草水
真菜実さんにもお伺いします。他に習慣にしていることは、何かありますか?
真菜実さん
当たり前のことですが、毎日三食食べるようにしています。忙しくても食事はすべての基本なので、抜かずに食べています。ご飯はお鍋で炊いています。特別な理由はないのですが、二人で旅をしている間は、車に生活道具を積んで自炊しながらの旅だったので、それ以来お鍋でご飯を炊くことが習慣になっています。こちらに来て、富士吉田市はお水が豊かで美味しいので、ご飯もとても美味しいと感じます。それから水をよく飲むように心がけています。お風呂上がりに飲むコップ一杯の水は、毎日美味しく感じています。
北麓草水
お二人のお話の中で、旅のお話が印象に残ったのですが、詳しく聞かせていただけますか?
優太さん
山梨県富士吉田市に引っ越して、MYHERBSを起業する前に二人でオーストラリア、ニュージーランドを一年間旅して周りました。車を買って移動しながら、様々な出会いの中で自然と一体になった人々のライフスタイルを肌で感じました。また、オーガニックの農産物や商品が、そうでないものと変わらない価格で店に並んでいる様子に新鮮な驚きを感じました。ニュージーランドはオーガニック先進国で、それが当たり前に人々の生活に浸透しています。日本ではまだ、オーガニック商品が占める割合は少なく、価格も高めになっています。同じ価格で同じように揃っていて、初めてどちらかを自分の価値基準で選べるようになるのだと思います。またお世話になったホストファザーが、猟に出て鹿を抱えて帰って来た時に、庭に自生しているハーブをどっさり摘んで、ハーブティーを入れてくれたこと、料理に庭のハーブ使う様子を見て、自分の中にあったハーブのイメージが変わり、なんてかっこいいのだろうと感じました。それまでは、ハーブやハーブティーは、女性的なイメージ、高貴なイメージと敷居の高いものに感じていたのです。日本では、古くから野山に自生する野草を料理や体調管理に日常的に使っていました。旅の後にこの土地の自然の素晴らしさに心惹かれて、富士吉田市に移住して旅で得た経験と気づきから、ハーブのある暮らしを提案する仕事を始めることにしました。今は下吉田駅近くに土地を借りて、ハーブを栽培しています。夏にはハーブの摘み取り体験ができます。また収穫後は、自社オリジナルのハーブティーの原材料にしています。
北麓草水
今日の早朝にハーブ畑を見せていただきました。オープンガーデンとして、道を通る人からも見えるように整えられていて、美しいハーブ畑ですね。今朝の冷え込みで、畑全体にうっすらと霜が降りて白くなって、そこに朝日が差して、とても美しい光景でした。
真菜実さん
今の季節は畑のハーブは冬枯れの季節で、収穫も終わってしまいましたが、春から夏にかけては賑やかな畑になりますので、また見にいらしてください。
北麓草水
ハーブの生産、ハーブティーの生産販売と共に、地元のイベントにHERBSTANDとして移動型ドリンクスタンドで参加されていらっしゃいますが、今後の予定などを教えていただけますか。
優太さん
真菜実さん
12月22日(土)の午後3時から午後6時の日没までの時間に、富士吉田スカイランタンフェスティバルが開催されます。たくさんのスカイランタンを日没の時間に合わせて一斉に空に飛ばします。とても美しい光景が広がります。そこで、ホットハーブティーやハーブを使ったホットカクテルを提供する予定です。場所は、道の駅富士吉田にある、富士山レーダードーム公園です。来年1月20日(日)には、渋谷松濤にある、TRUNK BY SHOTO GALLERYで行なわれるイベントに自社ブランド lesmyrte(レミルト)として出店します。3月16日(土)、17日(日)は、青山にある国連大学の中庭で開催される「Tea for Peace」に参加出店します。国内外の美味しいお茶に出会えるマーケットです。様々な機会を通じて、ハーブのある暮らしの豊かさをお伝えしていきたいと思います。

ハーブを通して人と自然との繋がり、心豊かで幸せな生活を提案するお仕事を起業された平野さんご夫婦。広い視点で世界を見ながら、一つ一つ足元を耕すようなお仕事の進め方に、感心してしまいました。まだ20代という若いお二人が築かれる世界が、いただいたハーブティーの豊かに香る湯気のように、温かく心地よく、人の心にそして未来に広がるのを楽しみにしたいと思います。ありがとうございました。

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