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  • みんなの習慣

    vol.8

    会社員

    木村直子さん

    カメラマンアシスタント アウトドアショップスタッフ

    今ご覧いただいている「みんなの習慣」のイメージ写真では、モデルになっていただいて、河口湖湖畔を走る姿を撮影させていただきました。自然の中を毎朝走る木村さんに、走ること、続けることについてお話を伺いました。

    日々暮らす中で大切にしていることはありますか?

    • 木村さん

      18年間朝のランニングを続けています。走ることは人生の中で一番長く続けていることかもしれません。走ることが自分の一部になっているような感じです。

    走るようになったきっかけを教えてください

    • 木村さん

      河口湖に引っ越してきてから主人に誘われて走るようになったのですが、どちらかというと、それまでは走ることが苦手で、最初の2年くらいは、朝雨が降ると、「今日は走れなくて、ラッキー。」と内心思っていました。でも今では走らないと一日のリズムも体のリズムも乱れてしまうので、できる限り走るようにしています。

    走るようになってご自身に変化はありますか?

    • 木村さん

      19年前こちらに移り住む時には、河口湖の生活が想像できずに一年間とても悩みました。でもこちらに住んでみて、毎朝自然の中を走るようになって、どこにいてもなんとかなる。と自然に思えるようになりました。もちろん体は健康になり風邪をひきにくくなりました。自然の中で走ることは、その日その時にしか感じられない自然の景色、香り、光を感じ、365日違う感動を味わっています。その体験は精神、体の浄化になっていると思います。精神的に落ち込んでいるときも、走ることでポジティブに前向きに考えられるようになって、ちょっとしたことなら、「まあ、いいか。」と気持ちを切り替えられます。

      北麓草水

      東京生まれ東京育ちの木村さんは、自然豊かな富士北麓地方に移り住み19年になります。毎朝5時45分から1時間、距離にして約10km走っていらっしゃいます。走るコースも日によって、道路だけではなく、湖畔を周回するコース、山林を走るコースなど5.6パターンあって、その日の気候、気分によって走るコースを決められるそうです。冬に雪が積もれば、スノーシューや軽アイゼンを付けて自宅の裏山歩きを楽しみます。 また、成人されたお子様達といっしょに走ったり、冬にはスノーボードを楽しんだりと、20代の若者と同じアクティブさには驚かされます。

    その他に大切にされていることはありますか?

    • 木村さん

      今は大きくなって皆独立したのですが、子供が3人います。子供たちが産まれた時から誕生日には必ず手作りのケーキでお祝いしました。それぞれの20歳の誕生日には、20年間の誕生日の写真をコラージュしてプレゼントをしました。子供たちも誕生日には手作りのケーキでお祝いするのがあたりまえと思っているようで、娘は孫の誕生日にはやはり手作りケーキでお祝いしていて、息子たちもガールフレンドの誕生日に、ケーキを作ったりしています。そんな子供たちの様子を見ると、私が大切にしてきたことがきちんと伝わっているな。と思い嬉しくなりました。 習慣づけることは、良いことでも悪いことでもその人の中に定着するものです。続けることは習慣になるので、よいことを習慣としたいな。と思います。

      北麓草水

      3人のお子様の子育てを終えられて今はご主人と愛犬と暮らしている木村さんです。ご主人より早く帰宅して余裕のある夕方は、料理を一品多く作って、テーブルにキャンドルをともして、ご主人の帰りを待つ日もあるそうです。家族の喜ぶ顔を見たくて、小さなサプライズをいつも考えているそうです。

    よいことを習慣として長く続けられるコツがあれば教えてください。

    • 木村さん

      何事も無理をしないことだと思います。走るペースは、いっしょに走る人と会話を楽しみながら走れるペースが丁度良いです。走るときはカメラを持っているのですが、美しい景色や自然の姿を見つけると立ち止まってシャッターを切ります。無理をせずに楽しむことが一番です。料理や手作りも基本は毎日作れる簡単なレシピばかりです。誕生日のケーキも焼きっぱなしのデコレーションしないシンプルなケーキの時もありました。手をかけすぎてしまうと大変で続けられませんから。

    やさしい口調でお話くださる木村さんからは、習慣として身についた自信が落ち着きある輝きとして感じられます。良いことは10年20年続けて、それがあたりまえになって、その人の一部になっていくことを実感させていただきました。ありがとうございました。