北麓草水

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みんなの習慣

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桑原紀佐子さん

vol.33 桑原紀佐子さん

株式会社マザーディクショナリー代表

渋谷区こども・親子支援センター かぞくのアトリエは、子育て、暮らし、アート、自然、地域をテーマに2年前にオープンしました。その評判をうけて今年から新たに10代の若者が様々な可能性や人に出会える場所として代官山ティーンズクリエイティブを企画・運営されています。桑原さんご本人は、3人のお子様を育てながらお仕事続けていらっしゃいます。時間をやりくりしながら、心豊かに暮らす工夫などについてお話を伺いました。

日々暮らす中で習慣にしていること、大切にしていることはありますか?

桑原さん
暮らしの中で何よりも食事が基本、大切だと思います。私自身は子どもが3人おりまして、仕事を持っていると毎日の食事を作ることは大変ですが、大切にしてきてよかったなと思います。
北麓草水
家族の人数が多いと作ることもそうですが、毎日の買い物も大変だと思うのですが、どのようにされているのですか?
桑原さん
長女を出産したことをきっかけに、有機野菜と食材の宅配を利用するようになりました。週に2、3回食材を自宅に届けてもらい、届いた旬のものを料理します。何が届くのか楽しみでもあり、新鮮な野菜が届くので無駄にしないように、せっせと下ごしらえや料理をするようになりました。そのお陰もあってか、子どもたち3人ともアレルギーもなく丈夫に育ちました。仕事帰りにパソコンの入った鞄を抱えて、スーパーに買い物に行くのは重労働でへとへとになってしまいます。
北麓草水
何を大切にするかを考えて、時間や労力の使い方を工夫されているのですね。
桑原さん
仕事の都合で、外食や食事を作る時間がとれない日が数日続くと、自分の中のリズムが崩れてしまい気持ちがすっきりしないのです。忙しい時こそ、温かいご飯と味噌汁と小さなおかずという質素な食事でも、手作りのモノを食べると心と体がほっとします。
北麓草水
暮らしの中で食が中心となっているようですね。
桑原さん
自分の根幹に「食」が大きくあると感じています。子どもたちとの関係も「食」で繋がっているように思います。質素でも、手作りで温かなものがある食卓をいっしょに囲んでいたら、色々なことがあったとしても、家族は繋がっていられるのではないかと思います。私は、母が毎日家族に食事を作る姿を見て育ちましたので、自分でも当たり前に毎日家族に食事を作り続けてきました。子どもたちが大きくなったこの頃では、私に変わって食事を作ってくれることもあり、とても嬉しく思っています。日々こつこつとご飯を作ってきたことへのご褒美のように、ありがたく感じています。食の記憶は人の深いところにずっと残るのではないでしょうか。
北麓草水
昼食用のお弁当も作られるということですが、工夫されていることがあれば教えてください。
桑原さん
お弁当用に、前日の夕食を多めに作り別にしておきます。朝はそれをお弁当箱につめるだけです。今日のお弁当もそうですよ。子どもの幼稚園のお弁当作りから20年間続けているので、習慣になってしまいました。自分用には毎日ではありませんが作ります。昼休みの時間を有効に使えますし、節約にもなりますね。朝は朝食の準備をしながら、夕食の仕込みをします。平日は仕上げを短時間でできるメニューにして、コロッケなど手間のかかるものは週末に作るようにしています。朝のうちに準備をすることで、15分から20分で夕食の支度ができるようになりました。仕事で疲れて帰るのですぐに食事をしたいですから。
北麓草水
すばらしい手際のよさですね!
桑原さん
もちろん最初から上手くはできませんでしたよ。仕事と家事の両立が大変で、体力も気持ちもくたくたになってしまった時期もあります。そんな時期を経て、子どもと家族にとってお母さんが笑顔でいることが何よりも大切で、そのことがよい教育なのだと思うようになりました。同じことをするなら楽しくできることから工夫をして、自分が楽に楽しんでできるようにしてきました。子育ても暮らしのことも、失敗をしながら自分のやり方を見つけていけば良いので、失敗ではなくて大切な経験ですね。
北麓草水
お仕事で子どもと青少年のための施設を運営されている上でも、ご自身の経験が役にたっていらっしゃるのでしょうか?
桑原さん
若い時期に子育てを経験し、良いといわれていることを色々と試してみて、仕事をするような気持ちで子育てをしました。私自身も、さまざまな価値観に触れて成長できたと思います。その中で子どもと自然の関係、そして食がとても大切だということを実感しました。子育てが一段落した今、お母さんたちの応援をしたいと考えています。
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その他に大切にされていることはありますか?

桑原さん
今は自分の時間を持つことができるようになったので、その時間を楽しむようにしています。夕食後に思い立って映画のレイトショーを見に行ったり、少しでも時間が空くときれいなモノを見たり、美術館に行くなどしてリフレッシュするようにしています。人に会って話をすることも自分への刺激になりますので、心がけて出かけて行くようにしています。20代から30代は子育てと仕事に没頭していたので、初めて自分の自由な時間を持つことが出来るようになった今は、すべてが新鮮で楽しく感じています。
                    
北麓草水
桑原さんは透明感があってとても美しい肌をお持ちですが、スキンケア、体調管理で心がけていらっしゃることはありますか?
桑原さん
スキンケアに関しては、20代の頃は毎日外にいて日焼けをしていたので、今になってシミがでてきて気になっています。今は日差しを浴びないように、日傘をさしています。それからやはり食事ですね。新鮮な旬のモノをいただくようにしています。また、一日をフルに活動できるように、睡眠は6時間とるようにしていて、気持ちよく眠れるように、ベットリネンは白の麻のモノを使っています。小学生の頃からの習慣で、次の日に着る服は、その日の予定に合わせて寝る前にそろえておくようにしています。そうしておくと、一日のスタートがとてもスムーズです。
                    
北麓草水
桑原さんがコーディネイトに携わる展示会が9月に東京で開かれます。
9月2、3、4日 LIGHT BOX STUDIO AOYAMA
http://motherdictionary/
10月には、みんなの習慣vol.18でもご登場いただいた坂井より子さんの本が桑原さんのプロデュースで出版されます。

やわらかな雰囲気の奥にある力強さは、人生に起きるすべてを真っすぐに受け入れ、同じ生きるなら楽しんでやりきるという、桑原さんの生き方から醸し出されるものなのだと感じました。これからもしなやかに活躍の幅を広げていかれることでしょう。毎日に小さな工夫を重ね、人生を豊かに過ごしたいと思いました。ありがとうございます。

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