北麓草水

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みんなの習慣

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小田隆弘さん、彩子さん

vol.56 小田隆弘さん、彩子さん

料理人

富士山の麓、富士山駅の駅ビルの中で日本料理店「仙瑞」を営んでいらっしゃる小田さんご夫婦です。富士河口湖で開催される北麓草水の森のワークショップで、参加者のみなさんに召し上がっていただくお弁当もつくっていただいています。季節の野菜をふんだんに使ったお料理と、土鍋でふっくら炊かれたごはんに、毎回「おいしい!」と声が上がります。毎日丹精こめた料理をつくられ、お客様に提供している小田さんに、日々の習慣についてお話を伺いました。

日々暮らす中で習慣にしていること、大切にしていることはありますか?

隆弘さん
仕事中心の毎日で、仕事である料理に集中して一日を過ごせるように、体調管理に心を配っています。疲れていたり、汗をかいた後だったりすると体が塩分を欲するので、味覚もしょっぱいものを欲してしまいます。体を整えていないと味にぶれが出てしまいます。また一日中集中力を保たないと料理に影響しますので、体調管理がとても大切です。疲れをためないようにぐっすり眠ることや、仕事の前にたくさん汗をかくことはしないなど毎日気をつけています。
北麓草水
体調管理がお仕事にとても大切なことがよくわかりました。一日中動いて体を使われるお仕事なので、体力も必要そうですね。
隆弘さん
料理の仕事は一日中立っていて前屈みの体勢になることが多く、腰に負担がかかり痛くなることがありました。日常生活では車の移動が多く、体全体を動かした方がよいのかなと思い、店が終わって帰宅した後に毎日走るようにしています。自宅から富士浅間神社に向かう道が、まっすぐで緩やかな上り坂になっています。その道を神社まで走り、折り返して下り坂は歩きます。そしてまた折り返して上り坂を走ります。それを30分程繰り返します。その後ストレッチを充分するようにしています。
北麓草水
毎日の体調管理と毎晩のジョギングに取り組まれる姿と、まるでアスリートのようですね。走るようになって何か変化はありましたか。
隆弘さん
気になっていた腰痛と肩こりが解消しました。
北麓草水
彩子さんにもお伺いします。日々習慣にしていることはありますか?
彩子さん
毎日スムージーをつくって飲んでいます。ほうれんそう、小松菜、人参、りんご、バナナ、ヨーグルト、豆乳、蜂蜜など季節の野菜と果物でつくります。ランチタイムの営業が終わってからのお店の休憩時間に、毎日飲んでいます。
隆弘さん
二人で毎日飲んでいます。スムージーを飲むようになって、お腹の調子がよいように思います。それから風邪をひかなくなりました。以前から野菜はたっぷり食べていましたが、スムージーにして毎日野菜と果物を生でとるようになって、調子がよいように思います。何よりおいしいので毎日続けられますね。
北麓草水
彩子さんはスムージーを飲むようになって何かよい変化はありますか?
彩子さん
何より気持ちが安定して、イライラしたりすることがなくなったように思います。肌の調子もよくなったと思います。何気なく飲み始めたのですが、生野菜と果物で毎日ビタミンやミネラルを採ることで、精神的に安定することに嬉しい驚きを感じています。
北麓草水
スムージーを飲み始めるきっかけはどんなものだったのですか?
彩子さん
繁忙期に店を手伝いに、隆弘さんのお母さんが来て下さった時に、毎朝つくってくれたのがきっかけです。初めて飲んで、おいしいと感じました。効果を実感しているので、ずっと続けたいと思っています。
北麓草水
お二人の体を気遣って、お母様がつくってくださったというのは、心温まるエピソードですね。
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その他に大切にしていること、習慣にしていることは何かありますか?

彩子さん
お風呂に入る時に電気を消して、間接照明のように脱衣所の電気だけをつけて入っています。控えめな照明で落ち着いた雰囲気をつくり、お風呂にゆっくり入ると心も体もほぐれてリフレッシュできます。一日の疲れを癒す大切な時間です。ゆっくり湯船につかって、汗ばむくらい体を芯から温めるようにします。お風呂から出た後は、水分をとってからスキンケアを丁寧にするようにしています。特別なことをするのではなくて、化粧水を肌に浸透させるようにゆっくりつけるようにしています。パッパと急いでするのと、時間にしたら1~2分の差なのですが、体が疲れている時こそ自分の体に手をかけてあげるようにしています。
北麓草水
疲れていて一刻も早く眠りたいような時こそ、丁寧にご自身をケアするというのはとても大切ですね。私も心にとめておきたいと思います。隆弘さんにも伺います。その他に習慣にしていることは何かありますか?
隆弘さん
朝起きると、まず窓を開けて富士山を見ることが毎朝の習慣です。富士山を見るとその雄大な美しさに、毎日心が落ち着いてフラットな状態になれる気がします。
北麓草水
晴れた日にはお店の窓から富士山が目の前に見えて、すばらしい眺めですね。この場所にお店を持とうと思われた理由はどんなものだったのか教えていただけますか。
隆弘さん
まず富士山が近くてきれいに見えて素晴らしいこと。夏は涼しく、冬は雪も多くなく住みやすい。水がきれいで美味しく、春には山菜がたくさん採れる。そんな土地にとても魅力を感じました。この辺りの土地は富士山の火山灰で、土がやせていて農業には向かない土地です。そんな中でも一生懸命に研究を重ねている生産者との出会いもあって、全てつくり手のわかる野菜とお米を使わせていただいています。産地と近いので、朝採れたて野菜をその日に料理して出すことができます。
北麓草水
仙瑞というお店の名前も、この土地にちなんだものなのですか?
隆弘さん
富士山の二号目手前にある水源地の名前からいただきました。ここの土と水で育った、米と野菜を使った店にしたいという思いを表しました。
北麓草水
小田さんのお店では、地元富士吉田産の完全無農薬米を、特注の大きな土鍋で炊き上げています。ランチの時間は、特大土鍋2つがフル稼働でお米を炊くそうです。夜の時間には各テーブルの人数や食事の内容によって、それぞれの土鍋で炊きたてを出すようにされています。これからの季節は地元の野菜が一年で最も豊富な時期で、色とりどりの野菜料理が楽しめるそうです。お店には各地の地酒と山梨産のワインも豊富に揃えられて、食事と共に楽しめます。

お二人の夢を形にしたお店は、本格的な日本料理を親しみやすく、家庭の延長のようにくつろいで、家族でゆっくり食事を楽しめる雰囲気です。いつでもお客様に喜んでもらえるように、新しい素材や料理方法を探求することが楽しいと語る隆弘さん。彩子さんはお店の役に立てばと、東京まで通って日本酒きき酒師の資格を取られました。そんなお二人の気持ちが込められたお料理と炊きたてのごはんは、食べた人の心と体にしみわたり、じんわりと温めてくれるものでした。ありがとうございました。そしてごちそうさまでした。

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