
子どもの頃から体を動かすことが大好きで、中学高校時代はバレーボールに熱中するスポーツ少女だったという染谷さん。体育大学に進学することをきっかけにダンスを習い始め、踊る才能が開花し、20~30代には日本のトップダンサーとして多方面で活躍されました。大晦日に放映される歌番組でもダンサーとして度々ステージに立たれ、今も現役のダンサーとして活動されています。自ら主宰されるダンスクラスでは、子どもから大人までに踊る楽しさを伝えていらっしゃいます。
- 染谷さん
- 1日1回は声を出して笑うことを心がけています。人と話をしていて会話の中の冗談や、テレビのお笑い番組を見ていてとか、たわいのないことでも大きな声を出して笑っています。
- 北麓草水
- 確かに、染谷さんはいつでも大きな声で笑顔という印象がありますね。
- 染谷さん
- そうですね。よく笑っていますね!「幸せの神様は笑顔にひかれてやってくる。」という言葉がいつも心の中にあり、大切にしています。もうひとつ日々心がけていることは、駅などの階段があるところでは、エスカレーターを使わずに必ず階段を使うようにしています。
- 北麓草水
- それはいつ頃から習慣にしていらっしゃるのですか?
- 染谷さん
- 若い頃からです。筋肉を衰えさせないために手軽にできるので、習慣にして続けています。20代の頃に、ある宝塚スターの方から「キープすることの難しさをいつか感じる時がくるわよ。」と言われました。その時には何をおっしゃっているのかわからなかったのですが、50代になってその意味を実感できるようになりました。体力や筋肉が落ちないようキープすることに、努力が必要になるのです。ダンスのレッスンの後で、体がどんなに疲れていても階段を使います。習慣にしてしまうと当たり前のことになって、エスカレーターを使おうとは思わなくなります。何歳になっても筋肉は3~4ヶ月鍛えることで変わります。私も出産後は、鍛えていなかった筋肉を元の踊れる体に戻すのは、とても大変でした。それでも体は筋肉の付いていた時のことを覚えていて、働きかければ筋肉が戻ってくることを、自分の体験から実感しています。階段の上り下りは、いつからでも手軽に始められるのでおすすめですよ。特に階段を下りる時には、腿の裏側の筋肉を動かします。腿の裏の筋肉が落ちるとお尻の位置も下がるので、ヒップアップのためにも是非習慣にされるとよいと思います。
- 染谷さん
- 果実酢を飲むようにしています。りんご酢、あんず酢、ざくろ酢など果実からつくられたお酢を水で薄めて飲むようにしています。
- 北麓草水
- どんな時に飲まれるのですか?
- 染谷さん
- ダンスのレッスンがある日は、体を動かす30分前くらいに飲むようにしています。果実酢を飲んでから体を動かすと発汗がよくなるようです。
- 北麓草水
- お酢には疲労回復や食欲増進など様々な健康効果があると言われていますね。果実酢を飲むにあたって気をつけていらっしゃることはありますか?
- 染谷さん
- 果実酢は香りや甘みがあるのでおいしくいただけますが、必ず水やお湯で薄めて飲んでいます。最近では、飲むお酢としてそのまま飲用するタイプもありますが、お酢は強い酸性なので、胃を痛めないように希釈しています。同じ理由で空腹の時ではなく、必ず食事をした後に飲むようにしています。果実酢を飲んで体を動かすと、巡りがよくなって気持ちよく汗がでてきます。汗をかくと一緒にストレスが発散されて、体と心が軽くなって精神にもよいと感じています。子育て中は仕事と家庭の両立で疲れを感じることも多かったのですが、踊って汗をかくと気持ちがプラスに向いていき、心身ともにすっきりして、またがんばろうという気持ちになれました。
- 北麓草水
- 染谷さんは動作や表情などが、とても生き生きされているのですが、何か秘訣があれば教えていただけますか。
- 染谷さん
- ダンスを見せることが仕事なので、常に人から見られてもいいように緊張感を持っています。レッスンに参加している生徒さんたちにも、「先生のように踊れるようになりたい」とか「子どもを持ってからも踊り続けられる」と一歩先を歩く実践者として、励みにしてもらえたら嬉しいですね。
歩いている姿もさっそうとしていて、人の目を集める染谷さん。外見の美しさやスタイルのよさだけでなく、自分の仕事に向き合い、常に努力を続けている真摯な生き方からくる輝きであるのだと感じました。駅の階段の上り下りを、さっそく今日から始めてみようと思います。ありがとうございました。