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    vol.106

    ビストロジュール代表

    佐久間潤さん

    日本ワインと自然派ワインが楽しめるカジュアルフレンチ、イタリアン bustro ju-ru オーナーシェフ

    三鷹駅からほど近いところにあるビストロのオーナーシェフとして、日々おいしい料理を提供されている佐久間さん。フレンチ・イタリアン・洋食に武蔵野野菜を使った旬を感じるお料理と日本ワインが美味しいお店として、地元の人たちに大人気のお店です。木のテーブルと椅子が並ぶ温かい雰囲気のお店を訪ねてお話を伺いました。

    日々暮らす中で習慣にしていること、大切にしていることはありますか?

    • 佐久間さん

      ここ武蔵野市は東京の中では農地が多くあり、新鮮な地場野菜が手に入るので、店では旬の地場野菜を使って料理をつくっています。美味しい日本のワインをたくさん揃えていますので、料理に合わせて自然派のワインを楽しんでいただけます。

      北麓草水

      肉・魚料理には色とりどりの野菜がたっぷり添えられていて、元気が出そうな料理ばかりですね。
    • 佐久間さん

      勝手にネオ洋食と呼んでいるのですが、フレンチ、イタリアンベースにジャンルにとらわれずに、旬の素材をシンプルに美味しく味わっていただきたいと思っています。ランチではパスタやリゾットなど気軽に召し上がっていただけるメニューで、夜は美味しいワインと一緒に肉、魚、野菜とその時に美味しいものを召し上がっていただけたらと思っています。

      北麓草水

      お昼と夜の営業でお店をされていると、毎日とてもお忙しいことと思います。どのようにお仕事と生活のバランスをとっていらっしゃるのか教えていただけますか?
    • 佐久間さん

      プライベートでは、2歳になる子どもがいて子育て中です。妻も仕事を持ち共働きで子育てをしているので、家事は分担しています。飲食店を経営しているとどうしても夜型になってしまうのですが、子どもが生まれてから朝は早起きになりました。毎朝、保育園までの道のりは、子どもと過ごす大切な時間です。夕食をつくるのは妻に任せているのですが、自分もできることをしたいので、食材の下ごしらえの一部は私が担当しています。

      北麓草水

      どのような下ごしらえをされているのか、教えていただけますか?
    • 佐久間さん

      店にいる間に、野菜をオーブンで蒸し焼きにして、使いやすいように小分けしておきます。蒸し焼きにすると、野菜の旨味、甘みが引き出されて、子どもも野菜を喜んで食べてくれます。肉、魚も一食分ずつ小分けにして、冷凍をしておきます。次の日の朝と夜の分を、前日の夜には下ごしらえしておくようにしています。

      北麓草水

      食事の支度がスムーズにできますね。またお子さんも新鮮な野菜を毎日美味しく食べることができて幸せですね。
    • 佐久間さん

      子どもは野菜が大好きで、何でも喜んで食べてくれるので嬉しいですね。

      北麓草水

      ご家庭でも手づくりの食事を心がけていらっしゃるのですね。
    • 佐久間さん

      子どもを授かって、離乳食を食べるようになった時に、僕は便利な市販の離乳食を使ってもよいかなと考えていたのですが、妻はできるだけ手づくりの食事で育てたいと考えていました。二人で話し合い、それぞれができることをして、今のスタイルになりました。

      北麓草水

      それは素晴らしいですね。お子さんが好き嫌いなく、食べることが大好きで元気で育っていらっしゃることが何よりですね。

    その他に大切にしていること、習慣にしていることは何かありますか?

    • 佐久間さん

      仕事柄自分が食事をする時間が不規則になってしまうので、バランスよく栄養を取りつつ食べすぎないように気をつけています。水分は多く取るようにして、できるだけ水を飲むようにしています。お茶を飲むときはルイボスティーを飲んでいます。

      北麓草水

      飲食のお仕事はご自身の食事の管理に気をつけないと、不規則になりがちですね。お茶もルイボスティーにされているとは、とても気をつけていらっしゃるのですね。
    • 佐久間さん

      特別に気をつけているわけでなく、よいと聞いたことを少しずつ取り入れているだけなのです。仕事の合間には体を伸ばしてストレッチをして、体が凝り固まらないようにしています。今は健康のために時間をとって何かをすることは難しいのですが、1日の中でその時その時にできることを続けています。

    子ども時代には野球部で活躍されたというスポーツマンの佐久間さん。週末の昼食を自分でつくるなど、料理をすることが幼い頃から好きで、楽しんでいたそうです。会社員として働いた後に、自分の店を持ち経営をしたいという夢を実現するためにレストランでの修行を経て、ご自身のお店bistro ju-ruをつくられました。お仕事も暮らしも全力投球で毎日送られている佐久間さんのつくられるお料理は、心と体を元気にしてくれるようです。次回はゆっくり美味しい食事とワインを楽しみに伺いたいと思います。ありがとうございました。(2021年9月17日公開)