北麓草水

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みんなの習慣

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こまめ。さん

vol.76 こまめ。さん

クリエイター<br>多様なジャンルや素材でいろいろなモノを制作

子どもの頃から絵を描いたり、工作をすることが大好きだったというこまめ。さん。大人になった今でも楽しみながら、様々なものをつくり続けていらっしゃいます。クリエイター名「こまめ。」には、いつもこまめでありたいという気持ちが込められているそうです。そんなこまめ。さんの習慣についてお話を伺いました。

日々暮らす中で習慣にしていること、大切にしていることはありますか?

こまめ。さん
季節感や季節を楽しむことを大切にしたいので、友人や知人に季節のギフトをつくって配ったり、遠方に住んでいる親しい友人に送ることを習慣にしています。
北麓草水
季節のギフトとは素敵ですね。どんなものなのか、詳しく教えていただけますか?
こまめ。さん
主に季節の行事に合わせてつくっています。その季節に合うお菓子を選んで、それを包むパッケーを手づくりします。3月はひな祭り、5月はこどもの日、7月は七夕、10月はハロウィン、と節句や日本の行事に合わせることが多いです。小さなお菓子を詰め合わせにすることも多いのですが、この季節だからこれにしよう、とか考えたり選んだりすることもとても楽しい時間です。普段から美味しいものや、楽しいものなどの情報を集めていて、そこからギフトの内容に合わせてピックアップしています。パッケージやラッピング方法も毎回アイディアを形にしています。同じ行事でも、毎年変えて新しいものをつくっています。
北麓草水
季節のギフト用に今までにつくられたギフトパッケージなどを見せていただきました。色鉛筆で描かれた絵やパソコンでデザインしたものをクラフト紙やラベルシール等にプリントをしてつくられています。美しい作品はどれも温かく、アイディアが詰まっていて、小さなお菓子が特別な贈り物になりますね。このギフトを受け取られた方は、とても喜ばれるでしょうね。そして今度はどんなギフトなのだろうと、楽しみにされていることでしょう。こういったことを続けられるのは大変だと思いますが、季節のギフトを始められたきっかけをお話いただけますか?
こまめ。さん
ハロウィンの日に、自作のシールを貼ったお菓子をプレゼントしたのが始まりです。とても喜んでくれたことと、自分が楽しかったのが、続けていくきっかけになったと思います。その時以来季節のギフトを続けています。
北麓草水
季節のギフト用につくられたギフトパッケージは、市販されている品物のようにクオリティーが高く、手づくりの温かさや細やかさがあり、これを何年も続けていらっしゃることに驚き感心してしまいます。続けられる秘訣などあれば教えていただけますか?
こまめ。さん
自分が楽しいから続けているのだと思います。次はどんなギフトにしようか、アイディアを練っている時、アイディアを形にして、作品をつくる時、そしてギフトを贈って喜ばれた時、どの時間も自分がとても楽しいのです。
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その他に大切にしていること、習慣にしていることは何かありますか?

こまめ。さん
旅や散策に出かけた時の写真や出来事をまとめた、「おでかけレポート」をつくっています。そして親しい人にお土産と一緒に送ったり、一緒に旅をした友人に旅の記録として渡したり、同じ所に旅行にいく友人へ参考に差し上げたりもしています。
北麓草水
旅のレポートも、それぞれに趣向が凝らしてあり、見ていてとても楽しいですね。見たもの、行った所、食べたものなどの情報が丁寧にまとめられていて、旅のガイドブックのようです。見ていると行ってみたくなりました。これだけの生き生きとした情報をまとめてきれいにデザインするのは、お名前の通りに、まめでないとつくれませんね。
こまめ。さん
毎日手帳に日誌のように、その日あったこと、行った所、気がついたことなど書き留めています。写真はメモがわりに記録として、日常的に撮っています。後から見返して何かにまとめたり、つくったりする時にとても役に立っています。
北麓草水
「おでかけレポート」をつくるようになったきっかけや、つくられてみてよかったことなど聞かせていただけますか?
こまめ。さん
以前は離れた所に住んでいる友人に、近況報告や旅行に行ったことなど、手紙に書いて送っていました。そんな友人が何人かいるので、同じような内容の手紙を何通も書いていました。それならと写真と文章で旅の様子をまとめた、小冊子のようなものをつくって送ろうと思ったのがきっかけです。これを見てもらえば、旅の報告になりますし、自分自身にとっても、楽しかった旅を振り返って思い出として、記憶と心に定着させることができるので、つくってみてよかったと思います。毎回違うデザインとつくりにしているのは、その旅のイメージに合った形を考えるのが楽しいのと、デザインの練習にもなるからです。そのほかにも、手描きシリーズとしてまとめた、「情報メモ」も不定期につくっています。好きな街の情報を手描きの地図に書き込んだオリジナルのマップ、アート好きな友人のために、おすすめの美術館の情報をまとめたもの、パンの好きな友達のために、東京の美味しいパンの店の情報をまとめたものなどをつくったりしています。相手のことを思い浮かべて、その人が喜ぶようなものをつくるのが楽しいですね。
北麓草水
どれも丁寧で細やかなつくりで感心してしまいます。こまめ。さんを見習い、まめにまとめたりつくったりできるようになりたいと思いつつ、なかなか真似ることはできないですね。作品を見せていただける所があれば、教えていただけますか。
こまめ。さん
「相模原市市民・大学交流センターユニコムプラザさがみはら」という施設のカウンターのデコレーションをしています。数ヶ月ごとに変えながら常時展示をしています。今は私のライフワーク的な作品「六角形から成るかたち」シリーズを三角フラッグのガーランドに仕立てた作品を展示しています。こちらの施設はどなたでも入場できるので、お近くにいらっしゃることがあれば、お立ち寄りください。

初めてお目にかかったこまめ。さんは、少女のようなキラキラとした輝きを持った大人の女性でした。街路樹の花に見入り、小鳥の声に耳を澄ませながら、遊歩道を一緒に歩きました。子どもが絵を無心で描くように、何かをつくることが楽しくて、人を喜ばせることがご自身の喜びで、ずっとつくり続けていらっしゃる、そんな幸せがキラキラと溢れ出しているように感じました。何かの代償や評価を求めることもなく、心から湧き出してくるものを形にされ続けている、それはとても尊いことのように思いました。ありがとうございます。

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